鈴木先生 視聴率。 視聴率はイケてないけど、実はイカした必見ドラマ3選 (全文) [ドラマ] All About

土屋太鳳、松岡茉優を生んだ『鈴木先生』も視聴率はふるわず…平成の大爆死ドラマを検証

鈴木先生 視聴率

主人公・小津南兵は、裕福な家庭の育ち。 高校は進学校で、一流大学を出て一流銀行に就職。 出世し、結婚して家族を持ち何も問題のない人生を送っていた…。 そんな小津南兵【田村正和】は五十を過ぎて、初めて蹉跌を味わうことになる。 勤めていた銀行のNY支店長として、本社の命令のまま、法を超えた危険なディーリングに関わり逮捕される。 出所して日本に戻った時には全てを失っていた。 職、名声、家族、財産。 残ったのはブランドのスーツと前科者のレッテルだけ。 「俺には才能がある。 必要としている企業や銀行はいくらでもある」再就職の困難さと直面しながらも、小津はかつてのポストを追い求める。 それまでの仕事として、小津は東京の私立高校の臨時教師となる。 ところが、小津は人を信じられなくなっていた。 信じないから、人を人とは見ない。 まして教育なんかに興味はない。 生徒たちもやる気がなく、校内は覇気のない空気に覆われていた。 教師は、供に何も教えない、教えられない。 小津と若者たちの激しくもおかしい交流をコメディタッチで描きながら、大人が子供に教えられ、成長していく人間賛歌の物語である。

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ドラマ『鈴木先生』の視聴率が低かったのは、なぜだと思いますか?できれば...

鈴木先生 視聴率

2013年1月12日に公開される映画「鈴木先生」の原作者・武富健治氏、河合勇人監督、山鹿達也プロデューサー(テレビ東京)が12月5日、上智大学で行われた特別講義に登壇。 この日の講義は、同大学文学部の碓井広義教授が教鞭を取り、テレビドラマをテーマに、ドラマにおけるストーリーを軸にしながら文化論・社会論など幅広く考察していく「大衆文化論」講座の一環として行われたもの。 その問いに、武富氏は「(鈴木先生と同じく)中学の国語の免許は持っています。 しっかりとした内容を求められる青年誌でマンガを書くにあたって、自分にはそれしか持ちネタがなかったんです(笑)。 先生を探偵役に据えてみたら面白いかもしれないということに端を発して、単発から始まり、連載が始まりました。 シリーズ化するにあたって、鈴木先生の欠点として、生徒に妄想してしまう要素を付け足していったんです」と、マンガ家になっていなかったらやってみたかった第2の職業が国語教師であったことを明かしつつ、原作マンガ誕生当時を振り返った。 マンガがテレビドラマになるプロセスについて、河合監督は「2009年に、本屋でたまたまこのマンガを手に取って、先生や生徒がとにかく熱くて。 自分の状況を重ねて、キャラクターがたくさん汗をかいている感じに共感したんです。 これをぜひ映像化したいと思って、ROBOTの守屋圭一郎プロデューサーに持ちかけたら意気投合できました」と振り返る。 もともと映画化を目指していた「鈴木先生」だが、濃厚な原作の世界を約2時間という映画の枠に収めるのは難しいため、まずはテレビドラマを作ることになったという。 枝葉は違うものになったとしても、観客の元に届いた時に原作と同じテーマが届いてくれればいいと思っていたら、まさにその通りになっています」とドラマの世界観を絶賛した。 1,000人以上によるオーディションにより選ばれた緋桜山中学の生徒たちについては、河合監督は「子どもたちが主役の作品でもあるから、彼らと一緒に取り組む事前の稽古に一番時間がかかりました」と振り返る。 また、鈴木先生の実験教室に不可欠なスペシャルファクター・小川蘇美を演じた土屋太鳳については、「オーディションをだいぶやった中でもイメージに合う子が見つからずに焦っていました。 ドラマの人気キャラクターである足子先生を演じた富田靖子については、河合監督が「一番ノリノリでやってくださいました。 鈴木先生のトレードマークであるループタイについて、武富氏は「僕の祖父がやっていて、ずっとカッコいいなと思っていたんです。 今でこそ若い人たちも使うようになってきたけど、昔は年配の方しか使わないもので…。 学生の時に1人でループタイを着けて流行らせようと頑張ったけど、誰も付いてきてくれませんでした(笑)」と語り、生徒たちの笑いを誘った。 そのことについて、山鹿プロデューサーは「テレビドラマで好評を博したら映画化されるというルールのようなものがあります。 このドラマは視聴率の面では振るわなかったけれど、熱烈なファンの方が応援してくれて、インターネットでの書き込みもすごかった。 そういう人たちのためにもやめられないという想いでした」と映画化への想いを語った。 ドラマから発展形としての映画を作るにあたって、河合監督は「機材からスタッフまでドラマと全部一緒。 映画だから肩に力が入って…ということもありがちですが、今回は、ドラマでは描けなかった事件も多いから、それをどう盛り込んで、2年A組を掘り下げていくかというドラマの核を映画でも踏襲したかった」とコメント。 質疑応答の場面では、「生徒たちが抱える問題はどこから来ているんですか?」という質問が武富氏に向けられた。 武富氏は「20歳を過ぎてから30代半ばまでに体験したことを元に、それを中学校に置き換えています。 観ている人の心に直接刃を当てたいと思ったから、あくまでも大人の問題として描いています」と説明。 そのほか「原作者・監督・プロデューサーの3人のうち、誰に一番お金が入るんですか?」といったメディアを志す学生ならではのストレートな質問も相次ぎ、和気あいあいとした講義となった。 最後に3人から学生たちに一言ずつメッセージが語られました。 武富氏は「普通のドラマでは味わえない、あえてきめ細かく描くエンターテイメントがドラマになって映画にもなって、より広がりを持ちました。 予算や時間といった理由で妥協はしたくない。 挑戦していくことを改めて教えてもらった作品です」と語り、講義を締めくくった。 「鈴木先生」は、2007年文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した作品。 どこにでもいそうな平凡な教師が、どこにでも起こり得る問題について過剰に悩みつつ、独自の教育理論によって解決していく様を描いたドラマ版は、視聴率平均2%程度とふるわなかったが、日本民間放送連盟賞テレビドラマ番組部門最優秀賞受賞(2011年)や、第49回ギャラクシー賞テレビ部門優秀賞受賞(2012年)を受賞するなど作品の評価は極めて高く、また、熱烈なファンも多い。 脚本は映画「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズや「キサラギ」「探偵はBARにいる」、ドラマ「相棒」シリーズや「リーガル・ハイ」などヒット作・話題作を連発する古沢良太が担当。 新春には、ドラマと映画のストーリーを繋ぐ短篇ドラマが放送されることも決定している。 映画「鈴木先生」は2013年1月12日(土)より、角川シネマ新宿・丸の内TOEI・渋谷TOEIほかにて全国ロードショー。

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視聴率はイケてないけど、実はイカした必見ドラマ3選 (全文) [ドラマ] All About

鈴木先生 視聴率

視聴率が低いという情報だけを理由に、観たわけでもないのに「つまらない」と決めつけてしまうこともあります。 確かに視聴率は一つの目安になりますが、それが作品のすべてではありません。 そこで今回は、視聴率はイケていなかったけど、 内容はとてもイケているドラマをご紹介しましょう。 タイトルはもちろん、ハードボイルド小説の『マイク・ハマー』からいただいており、全編にパロディやオマージュが数多く散りばめられています。 『私立探偵濱マイク』を特徴づけているのは突き抜けたカッコよさ。 映像、ファッション、小道具、音楽、そのすべてが極めて洗練されているのです。 このカッコよさを支えているものとはなんなのでしょうか。 たとえば、第4話「サクラサクヒ」は行定勲(監督・脚本『世界の中心で愛を叫ぶ』や監督・『北の零年』で知られる)、第9話「ミスター・ニッポン~21世紀の男」は中島哲也(『告白』『渇き。 』の監督・脚本で知られる) 、最終話「ビターズエンド」は利重剛(『さよならドビュッシー』の監督・脚本、俳優として『半沢直樹』ではタミヤ電気の経理課課長役で知られる)といった具合に、第一線で活躍する方々が参加しています。 彼らのディープな視点を通した映像と色あせた雰囲気で、濱マイクの生き方はさらにクールに描かれます。 もしマネをしても、残念ながら野暮ったくなりそうです。 突出しすぎない、際立ち過ぎない、完璧でなく欠けたままの人間臭さが、カッコよくて愛おしいのです。 高層ビルの上、虫も来ない近代的な空間で暮らすスタイルとは対極の風景、ネオン、古びた路地裏、青くない空、そしてちょっとすかして尖がった癖のある住人たちを、探偵は愛しているのです。 ホーンセッションにウッドベース、ほとばしる情熱と甘くない声の質感、ビート感、人生の哀愁と切なさを拒否しないセンスに脱帽です。 いかに評価が高いかわかります。 中学生特有の生きづらさを背景に、2年A組で日々起こるさまざまな問題に対して、独自の教育理論で切り込む担任鈴木章の姿が描かれます。 そして、最終回の「鈴木裁判」はドラマファン、原作(漫画)ファンの間で今も語り継がれる伝説となりました。 それを支えたものを考えてみます。 クラスの水面下で進行していた問題が表面化し、今まで平穏だった人間関係が崩れ始めるといった状況は、いつの時代、どこの中学校でもあること。 2年A組もその例にもれず様々な問題を抱え、ときに生徒同士がけしかけ、煽り、時に見下す言葉を乱暴にぶつけ合います。 観ている方も心が荒みます。 しかしあえて、古沢良太はそこをしっかりと台詞にします。 生徒たちの台詞は恐ろしく生々しいのに、どこまでも透明です。 場面が長すぎると視聴者は逃げますし、短すぎると物足りなさを感じるもの。 古沢良太の描く『鈴木先生』は、教室の生命を全方位から映し、中学生の彼らにしか表現できないかけがえのない輝きを見事に表現していると言えるでしょう。 最終回「鈴木裁判」では、先生の「できちゃった結婚」をめぐり正か否かを話し合います。 婚前交渉や避妊について論点は拡大し、教室全体が感情を高ぶらせながらヒートアップしていきます。 やがてセックスへの欲望、避妊の否定など、中学2年生の思いはさらけ出され、連鎖が始まります。 その雰囲気に耐えられない者、混乱し始める者も主張します。 2年A組の35人、一人ひとりが違う立場で意見をしっかり持っていることに、たくましさを感じます。 できることなら遠ざけたいテーマや中学生の抑えきれない衝動にきちんと向き合った作品であることに、驚きと感動を覚えます。 また、視聴者は中学生という多感で不安定な季節を、大人として経験することになります。 反発していた先生やクラスメートを理解できたり、かつての自分を彼らに投じ、応援したり安心したりする愛おしい気持ちになったり、新しい自分を発見し新鮮に感じるでしょう。 それも『鈴木先生』の魅力です。 もちろん小ネタ満載ですが、魅力はカラッと明るく描かれた下北沢や劇団、そして人生に対する愛です。 では、カラッとした明るさを支えるものは何でしょう。 時間の使い方、考え方の自由度が大きい時代はそう長くありません。 ジャージ姿の主人公ゆいかは、夢を語り夢を追い、毎日がキラキラしていたかつての私たちかもしれません。 そのキラキラを持続可能にした『下北サンデーズ』を見ると、「ドラマだから」と突き放す気持ちにはなれず、なぜか温かい気持ちになります。 熱血感もあれば脱力感もあるジャージパワーの仕業かもしれません。 舞台に立つということは、自分を誤魔化すことができないということ。 ジメジメと何かを隠し持つことはできない劇団という場所はカラッとしているものなのです。 夢を追うことを選択した結果、付いて回る貧乏と空腹、うまく演じられない歯がゆさ、いざ夢が前進し始めたときの戸惑いと有頂天。 すべての思いがザワザワに紛れこみ、ユーモラスが添加され、明るい風景に包まれます。 そもそも、お笑い担当のサンボ現(竹山隆則)とキャンディ吉田(大島美幸)、座長のあくたがわ翼(佐々木蔵之介)など……、可笑しなことが起こらないわけがありません。 声も大きく体も大きく態度も大きいメンバーの泣いて笑っての毎日に、いつしか視聴者も励まされます。 ゆいかの友人三谷幸三(眼鏡太郎) 野田秀夫(辻修)も役名だけで、クククと来ます。 気が付けば、サンデーズのみんなと一緒に、合言葉「土曜の次はサンデーズ」でギュッと拳を握っているかもしれません。 残業続きの毎日、ジャージ姿でゴロンと横になって見たい ちょっとゆるくてちょっと熱い作品です。 中学生、大学生、そして大人になってから、どんな場所でどんな風に生きても、人生はキラキラ輝くんだと感じる3作品、いかがでしたか。 忙しい毎日をふと忘れられそうな1本を見つけてくださいね。

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