こくしぼう。 『鬼滅の刃』黒死牟(こくしぼう)の名言・セリフ集~心に残る言葉の力~

継国巌勝 (つぎくにみちかつ)とは【ピクシブ百科事典】

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つまり、 鬼舞辻無惨を除く鬼の中では 最強の鬼なんです。 今までは鬼殺隊最強の柱でさえ、上弦の鬼との闘いには苦戦を強いられ再起不能に陥る剣士もいました。 上弦の中でも随一の実力を誇る黒死牟との闘いは、まさに死闘となります。 そしてなんと黒死牟には鬼の中でも 特別な驚くべき能力があります。 それは、鬼殺隊と 同じ呼吸法を使い剣技で闘うということ。 黒死牟はという呼吸法を使い禍々しい剣で闘います。 鬼殺隊の剣士しか使えないはずの 呼吸法を操る鬼。 どう考えても絶望的です。 最強かつ最恐の鬼を本当に倒せるんでしょうか!? そして誰が倒すのでしょう? 気になりますよね…。 Ah… and mind your step. 4人の鬼殺隊の連携した剣技の末、黒死牟の首は斬られます。 そこには4人それぞれの攻撃すべてが欠かせませんでした。 それは、 霞柱が黒死牟に刀を突きさした攻撃です! そこから、不死川玄弥が黒死牟を南蛮銃でうちます。 銃の球には黒死牟自身の血鬼術が含まれていました。 その血鬼術で、黒死牟、霞柱を一緒に固定します。 この固定は失敗してしまいますが、 2度目の固定で黒死牟が動けなくなってしまいました。 その間に決定打の 岩柱と風柱の連携攻撃 ! 岩柱が彼の武器である鉄球を黒死牟の後頭部に直撃させ、その威力を増させるように風柱の日輪刀が鉄球に振りかざされます。 鉄球の勢いと日輪刀の勢いが合わさり、そのパワーはついに黒死牟の首を断つのです。 そしてこの命を賭けたこの闘いにて、 霞柱と不死川玄弥が犠牲になります。 には感動しました。 鬼殺隊は大変大きな戦力を失いました…。 これでになります。 悲しいですね。 ですが、この戦いは貴重な柱どうしの連携を見せてくれました! 色々な意味ですごい戦いでしたね。

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黒死牟 (こくしぼう)とは【ピクシブ百科事典】

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その正体 のの壱「」が人間だった時の名前。 すなわち 本名。 の核となった始まりの呼吸の剣士の同志達の一人。 そして、炭治郎の夢の中に現れたこと『 (つぎくに よりいち)』の 双子の兄で、継国家の長男だった。 また、系譜上は鬼殺隊の霞柱であるとの 遠い先祖に当たる人物で、本人曰く「継国の家に置いてきた」という。 また、上述した自身と無一郎の関係については自ら語っており、と同様に人間だった頃の記憶を明確に残している。 本人の口からから無惨に仕えている事から語られており、十二鬼月どころか無惨が生み出した全鬼の中でもかなり古参の部類に入ると思われる。 その経歴や戦歴から鬼喰いの剣士とも戦ったことがあり、自身と弟がかつてそうだったからなのか、鬼狩りの兄弟(と)についても思うところがあった様子。 過去 「お前のような者は生まれてさえ来ないでくれ」 「お前が存在していると この世の理が狂うのだ」 元々、継国縁壱とは双子として生まれたが、当時の時代において双子はお家騒動の元になるとして不吉とされ、更に縁壱の方は生まれつき額にがあり周囲からも不気味に思われ、そのため忌み子として生まれてすぐに父から殺されるように言われるほど、疎まれていた。 しかし、これに母明乃が烈火の如く怒って反発し、周囲の反対を押し切って縁壱を守り、「10歳になったらにさせてにする」という条件で不問とされた。 一方の巌勝の方は弟の縁壱に対しては、両者が幼い頃縁壱が三畳の部屋に置かれていた事や、親離れ出来ないためか常日頃から母の左脇にしがみついていた事から憐れみの感情を抱き、手作りの笛をあげた。 そんな中、縁壱はいきなり喋りだし、ずば抜けた剣の才能を発揮して巌勝の師範を打ち倒す。 巌勝は今までの弟とはあまりに違いすぎる才覚と言動に心中では不快感を隠しきれなかった。 縁壱が剣技の才能に優れていることが周囲に知られ、継国家の跡継ぎは弟に、寺にやられるのは巌勝になるのではと考えられたが母の死後、縁壱は忌み子の自分と兄の処遇を考え、独り出奔する。 その時母親の日記で縁壱が母にしがみついていただけではなく、病魔に蝕まれて身体が不自由な母を支えていた事を知り、憐憫は嫌悪に変わっていった。 忽然と縁壱が姿を消したことで跡継ぎ問題は解決し、彼の中にある縁壱への憎悪や嫉妬は一旦は治まった様に見え、十数年ほど緩やかな時間が流れる中で妻を娶り、子供を設けている。 妻子との生活は退屈だが穏やかなものだったという。 そんな折、鬼狩りとして活躍していた縁壱によって、配下ともども鬼から救われる形で二人は再会することになった。 十数年の時を経て再会した縁壱は、巌勝を超えるほどの優れた剣技と人格を持つ人物となって巌勝の前に現れ、巌勝の胸には縁壱に対するかつての嫉妬と憎悪の炎が燃え上がり、その強さと剣技を手に入れようと、今までの生活と妻子を捨て縁壱と同じく鬼狩りの道へと足を踏み入れる。 縁壱の元で剣とを学び、縁壱と同じくまでに至るが、それでも縁壱の操るには遠く及ばず、そればかりか痣を発現させた者は二十五歳になる頃には死亡するという副作用までも見つかってしまう。 縁壱を越えるどころか、その為の鍛錬の時間すら残されていないことを知る。 「ならばになればよいではないか」 そんな中、鬼狩りの剣士が使う全集中の呼吸に興味を持っていたによって、そう唆される。 無惨への崇拝に近い態度は、抑々鬼狩りに対し強い意欲を持っていなかったこと、痣の寿命や弟への感情から解放してくれたという感謝の気持ちから来ていると思われる。 無限の時の中で修練を積めば、いずれは縁壱を超えられる。 その思いから、無惨の血を受け入れて鬼となり、新たな無惨の部下「 黒死牟」へと生まれ変わった巌勝は当時の産屋敷当主を殺害し、鬼狩りひいては縁壱とも袂を完全に分かつこととなった。 それから60年後、縁壱は鬼化した巌勝の目の前に現れる。 痣者でありながらも、八十を超えた老いた姿となって表れた縁壱を前にして、動揺を隠し切れない巌勝に対して、宿敵となった弟は涙を流しながら言う。 「」 自分よりも遥かに老いた姿の弟に泣きながらそう言われた巌勝は、今までに感じたことのない感情を覚えながらも互いに剣を構え、そこで再び縁壱という剣士の底知れない恐怖を感じることになる。 自分よりも老い、鬼よりも弱い人間のままであるはずの弟は、あっさりと自分を死の淵へと追い詰め、焦りと嫉妬に身を焼かれながら、あと一撃で死ぬ。 そう実感するところまで追いつめられる。 しかし、あと一撃のところで肝心の縁壱は寿命を迎えてしまい、立ったまま死んでいた。 巌勝の目的は最後まで果たされることはなく、その姿に黒死牟は、縁壱にこれまでより強い憎しみを込め、縁壱の遺体を斬ったが、その死体から転がり落ちたのは、幼い頃に巌勝が縁壱にあげた笛であった。 縁壱の思いは死に際してもなお、変わっていないことを知り、本来あるべき双眸から涙を流した。 縁壱を超えるために、家も、妻子も、人間であることも捨て去り、なおも強さを求め続けた鬼は、結局は何一つ手に入れることはできなかった。 私は一体何のために生まれてきたのだ 教えてくれ 縁壱 そして、黒死牟として、たちに倒された巌勝は灰となって消えていきながらも、その懐には、かつての縁壱に渡した笛を持っていた。 人物評 鬼狩りを裏切って自ら鬼となったその身の上。 その後四百年にも渡って鬼狩りの剣士を屠り続けたその圧倒的な実力。 例え自らの子孫であっても敵となれば容赦無く殺す無慈悲な振る舞い。 そして、無惨への揺るぎない忠誠心。 と、作中での動向はどれを取っても無惨に次ぐ悪として相応しいキャラクターであるが、彼の過去は複雑なものである。 長男として 本作に登場する兄弟達の内、これまでがなんだかんだで自身の弟妹を何よりも大事に思っている存在だったのに対し、巌勝の場合は自分よりも遥かに優秀だった弟に対する嫉妬をはじめとしたさまざまなコンプレックスが鬼となった要因の一つとされている事から、 「長男だけど耐えられなかった」とか 「長男なのに耐えられなかった」と皮肉られていたりする。 だが一方で、二人が生まれた時代が長子を絶対とする価値観の強い戦国時代だったこと、そして兄弟が周囲から比較されることは現代でも多かれ少なかれ起こりうることであり、幼少期の頃から弟には自分との器の違いを見せつけられ、弟である縁壱の圧倒的な剣の強さを知り、人格者であると信ずることで、劣等感が生まれることは自然なこととも言える。 それらの複合的な要因から来るプレッシャーゆえ 「長男だから耐えられなかった」とも評されている。 兄弟仲について 弟の縁壱に対しては、最終的には鬼になり果ててしまうほどに根深い憎悪をむき出しにしていたように思われるが、総合して過去の描写を見る限り、表面上の兄弟仲はそう悪いものではなかったようである。 幼少期の縁壱に対し、口も利けないと思っていた弟が突然しゃべり始めた際には「気味が悪い」と思ったり、その後も彼の才能を知り、完璧な人格者だと信じて疑わず、血が流れるほどに嫉妬と憎悪を燃やし、縁壱に追い付こうと剣の道に邁進するが、痣が発現することによって寿命が来て縁壱に追い付けなくなることを恐れて無惨の誘いに乗り、鬼となってしまった。 過去の項の見出しで語られている通りに、心中では縁壱に対して 生まれてさえ来ないでくれと罵るなど、小人物的な行動も散見された為、ある一点から見れば弟の才能に嫉妬し、鬼になった兄としか思えないだろう。 一方で、そもそも、彼は縁壱の才能に対して相当に嫉妬しているが、 彼自身もまた非凡な才能と弛まぬ研鑽を続ける非常な努力家であり、必要とあれば 嫉妬の相手である弟に教えを乞うことも厭わない柔軟さをも持ち合わせ、またいくら強い嫉妬心を抱こうが、それをすぐに殺意や敵意に変えたりせず、その感情をあくまで自己の向上心につなげるなど、どちらかというと極端なまでに愚直な人間だった節も垣間見られる。 実際、後から鬼狩りの一員になってから少しの期間の鍛錬によって縁壱と同じ痣を発現させ(後に「透き通る世界」にも到達しているが、これは人間時代に得たものか鬼になってから得たものかは不明)、彼独自の呼吸法である を編み出している。 彼個人としては十分どころか、人類全体で見ても最高峰の才覚を持っていることは間違いない。 弟から見た印象 鬼となった黒死牟の回想では巌勝は嫉妬に狂い、全てを捨てて強さのみを追い求めた男として描かれたが、後に縁壱の回想で新たなことが明かされた。 無惨との最終決戦において、瀕死になった炭治郎が先祖である炭吉の記憶を遡る形で、縁壱から見た巌勝像を語った。 それによると幼い頃の彼は、忌み子として無いものとして扱われ、軟禁状態だった縁壱のことを気にかけ遊んでいたことで、縁壱に構うなと父親に殴られた。 しかし、巌勝はその翌日にも縁壱のもとへ訪れた。 「助けて欲しいと思ったら吹け 兄さんが助けてやる」 「だから何も心配いらない」 そう言って手作りの笛を渡し、弟に笑顔を向けた。 まだ子供なのにも関わらず、父親に殴られることを気にすることなく弟を気にかけ、救いの手を差し伸べた。 そして、この手作りの笛を渡した、という出来事自体は巌勝(黒死牟)の回想でも語られていた。 巌勝にとっては「気味が悪い」と思うほどに自分を慕い笑顔で話しかけてくる弟だったが、縁壱の記憶に残るのは弟の才能を知る前の優しかった兄の姿だった。

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上弦の壱・黒死牟(こくしぼう)の正体が日の呼吸・耳飾りの剣士!?

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黒死牟の能力や必殺技、弟・継国縁壱との悲しい過去なども考察。 黒死牟とは最強の上弦の鬼壱 まずは「黒死牟の正体」を考察。 黒死牟とは 「十二鬼月」の中でも最強の鬼。 位は「上弦の壱」。 ドル漫では便宜上、他の鬼滅の刃の考察記事でも「上限の1」などと表記してます。 黒死牟の 読み方は「こくしぼう」。 牟は中国人や朝鮮人で使われてる姓(名字)とか。 黒死牟は数百年前から上弦の1に君臨する鬼。 上弦の鬼でも圧倒的に強く、実力は鬼舞辻無惨に次ぐ強さ。 上弦の2や上弦の3とは圧倒的な実力差があり、同じ上弦の鬼であっても黒死牟の気配や動きすらまともに捉えられない。 黒死牟は十二鬼月や上弦の鬼の中でも戒律や従属関係を重んじ、上弦の3・猗窩座の横暴な振る舞いには容赦がない。 それだけ鬼舞辻無惨を信奉し、黒死牟は上弦の鬼の中の「統率」を重んじてる。 どこか人間臭さも匂わせる上弦の鬼。 黒死牟は「日の呼吸」を生み出した継国厳勝? じゃあ何故、ここまで黒死牟は強いのか? (鬼滅の刃165話 吾峠呼世晴/集英社) 結論から書くと、黒死牟は かつて400年前に存在した「日の呼吸」の開祖だったから。 黒死牟の 人間時代の名前は「継国厳勝(つぎくに・みちかつ)」。 既に継国家は存在しないものの、黒死牟はいわば霞柱・時透無一郎の先祖にあたる。 「日の呼吸」とは全ての呼吸の始まり。 には炎や岩、雷など存在しますが、どれも日の呼吸の派生に過ぎない。 鬼特有の無敵に近い耐久力と再生力に、人間の洗練された技の極地が加わる。 本来は「鬼を倒す側の柱が鬼化した侍」と捉えれば、いかに黒死牟が最強であるか分かるはず。 まさに鬼に金棒ならぬ、鬼に日の呼吸。 黒死牟の「刀」が最強にヤバすぎた しかも、黒死牟(こくしぼう)の強さは剣術や体術だけじゃない。 もちろん鬼化したことによって「刀」そのものの強化されてる。 (鬼滅の刃173話 吾峠呼世晴/集英社) 続いては 月の呼吸16の「月虹・片割れ月(げっこう・かたわれづき)」。 これまでの月の呼吸と違って、上空から斬撃を矢や隕石のように大量に降らせる技。 まさに月の呼吸は上下左右に隙がない。 そして、他にも月の呼吸の必殺技は存在します。 月の呼吸3は「厭忌月・銷り(えんきづき・つがり)」、月の呼吸8は「月龍輪尾(げつりゅうりんび)」、月の呼吸9は「降り月・連面(くだりづき・れんめん)」、月の呼吸10は「穿面斬・蘿月(せんめんざん・らげつ)」など。 ただ画像があまりに増えすぎるので、それぞれの詳細な技の解説は割愛。 前述と似たような技も多いので、『鬼滅の刃』のコミックスで是非ご確認ください。 まだ電子コミックのフルカラー版は一冊も発売されてないようですが。 黒死牟より強かった弟・継国縁壱とは? ただ黒死牟の正体を振り返ると、何故日の呼吸を使わずに月の呼吸を使用しているのか?また上弦の鬼にまで成り下がったのかが見えてくきます。 結論から書くと、実は人間時代の黒死牟には「双子の弟」がいた。 (鬼滅の刃177話 吾峠呼世晴/集英社) 簡単に言うと、 弟・継国縁壱はめちゃんこ強かったから。 前述のように継国縁壱は生まれながらにして痣が発現するなど、『ワンピース』の並にナチュラルボーンストロング。 兄である黒死牟が一切歯が立たずに倒せなかった大人の剣客を簡単に倒したほど。 実は 「日の呼吸」を作ったのも弟・継国縁壱だった。 結果的に黒死牟は「日の呼吸」を人間時代に体得することはできず、月の呼吸という派生の呼吸を身につけるにとどまった。 「日(太陽)」と「月」は相対する存在。 まさに陰と陽。 非常に意味深な呼吸名だった。 要するに、 弟・継国縁壱に対する嫉妬心から黒死牟は鬼に成り果てたということ。 もちろん黒死牟も痣は最終的に発現したものの、結果的に「タイムリミット(余命)」ができてしまった。 かえって弟・縁壱に追いつく時間が奪われ、焦った継国厳勝は黒死牟となる道を選んだ。  継国縁壱は鬼舞辻無惨を唯一追い詰めた侍 でも宜なるかな。 継国縁壱は鬼殺隊設立以来の最強の剣士だった。 継国縁壱は自らが生み出した「日の呼吸」を周りに教えるものの、誰も体得することができない。 そこで継国縁壱は個々人に合った呼吸法を変えて教えることで、他の剣士たちを強化していた。 その仮定で派生的に生まれたのが、今日の「炎の呼吸」や「水の呼吸」といった基礎の呼吸。 黒死牟にして「神々の寵愛を一身に受けてる存在」と言わしめる、まさに完全無欠の侍だった。 だから黒死牟以外にも、炎柱の先祖なども継国縁壱の最強っぷりに嫉妬して自信を失ったことも。 それに加えて、継国縁壱は人格者。 兄・黒死牟に嫌われてもそれでも慕うなど、ここまで人格者だと一周回って鼻につくか(笑) (鬼滅の刃12巻 吾峠呼世晴/集英社) 実はかつて登場した 「縁壱零式」なる戦闘用カラクリ人形も、この継国縁壱がベースでした。 だから全部いちいち考察するつもりはありませんが、『鬼滅の刃』を読み直すとちょくちょく継国縁壱の存在が描写されてます。 かつて主人公・竈門炭治郎の父・炭吉が一時期囲った剣士も、継国縁壱の子孫の一人だったりします。 いずれ個別記事を作りたいと思います。 【死亡】黒死牟の最期が切ない ただし、黒死牟も最終的に死亡してしまう。 ここらへんからは改めてネタバレ注意。 黒死牟の必殺技は前述してるので詳細は割愛しますが、岩柱の悲鳴嶼行冥との連携攻撃、そして更には日の呼吸の子孫でもある霜柱・時透無一郎などの犠牲によって最後は追い詰められて死亡。 そう考えると、たった一人で齢80にして黒死牟を一撃で瞬殺できた継国縁壱の最強っぷりが改めてヤバいですが、黒死牟の最期が切ない。 やはり黒死牟は弟・継国縁壱に骨を焼き尽くすほど嫉妬してる。 それ故に鬼になってまで生きながらえたものの、それですら弟・縁壱に傷を付けることすら叶わなかった。 縁壱死後も惨めなコンプレックスと屈辱心、焦燥感が増幅するばかり。 (鬼滅の刃178話 吾峠呼世晴/集英社) 何故なら、 弟・縁壱が作った「日の呼吸」は時代を超えて生き残るから。 「道を極めた者が行き着く先は同じ」という弟・縁壱の武士の思想も、黒死牟は数百年経ってもついぞ体現できなかった。 一方、黒死牟の月の呼吸は誰ひとりとして知らない。 継国家が途絶えた大きな原因も「弟・縁壱が消息を絶ったから」に尽きる。 黒死牟は何も達成できずに、何も残せないまま醜い鬼として絶望のまま死亡した。 弟・継国縁壱は最終的に黒死牟との戦いの最中で、唐突に寿命が訪れて死亡する。 兄・黒死牟に再会する気力だけで、最期は命を保っていたのかも知れない。 でも黒死牟からしたら「勝ち逃げ」されたに等しい。 そこから黒死牟は縁壱の幻影を数百年も追い続けることになるわけですが、 亡骸と化した縁壱の胴体を切り捨てると懐から「とある笛」が真っ二つの状態で出てきた。 これは二人が幼き頃に、黒死牟が別れ際に縁壱に渡した笛だった。 つまり黒死牟は鬼と化した後も、ずっと縁壱は兄のことを想い続けていた。 それを見た黒死牟は「私はお前が嫌いだ」と言いながらも涙を流す。 黒死牟は弟・縁壱に嫉妬と憎悪の炎を燃やすものの、鬼として数百年も生き続けてる間、両親の顔すら忘れた黒死牟であって縁壱の顔だけは鮮明に忘れなかった。 でも、これは「縁壱が嫌いだから」ではなかった。 (鬼滅の刃176話 吾峠呼世晴/集英社) 何故なら、 黒死牟は「縁壱お前になりたかった」から。 黒死牟も弟に対する想いは同じだった。 先程の画像を再び見てもらうと、この死を間際にして本音を吐露した黒死牟の懐には、やはり「真っ二つの笛」が隠されていた。 呼吸も思想も家督も何も遺せなかった 黒死牟が灰として朽ちゆく中で唯一遺っていたのは「弟・縁壱に対する愛」だけだった。 見た目の醜いグロテスクに反して、黒死牟の心はピュアだった。 いや、泣かせるやん。 黒死牟も継国縁壱も死ぬまで「孤独」だった 『鬼滅の刃』は本来は敵であるはずの「鬼の哀愁」を描くのが上手い。 黒死牟に限った話ではないですが、思わず読者が感情移入してしまうほど、鬼には悲しい人生や物語が隠されてる。 鬼は元人間だけあって、実は内面は非常にもろくて弱い。 むしろ人間として醜い部分や弱い部分があったからこそ、鬼と化す。 そこに『鬼滅の刃』のラスボス・鬼舞辻無惨も付け入った。 鬼の見た目の醜さは、まさに人間なら誰しもがモル悲しみや悲哀、嫉妬や嫉み。 上弦の鬼はどれも悲しい過去が隠されていましたが、黒死牟は最も強かったがゆえに、とりわけ「惨めな人生」が鮮やかに描写された。 エリートはエリートなりのコンプレックスを抱えてる。 いくら偏差値70の高校に入ったとしても、自分より優秀な人間は必ずいる。 偏差値70の高校生が必ずしも東大や京大に入学できるわけではない。 漫画家でもそう。 手塚治虫が若い人気漫画家に嫉妬してたのは有名な話。 尾田栄一郎、冨樫義博、諫山創も別の漫画家に狂うほど嫉妬しているのかも知れない。 得てして嫉妬とは無い物ねだり。 一方、黒死牟の弟・縁壱だって孤独だったに違いない。 何故なら、自分と同レベルの剣士は誰もいなかったのだから。 悩みや苦しみを共有できる者は少なく、平凡な兄との距離が深まっただけ。 そもそも縁壱も別に最強に生まれたくて生まれたわけじゃない。 縁壱の温厚な性格を考えると、きっと普通に生まれたかったはず。 そう考えると、黒死牟の正体は人間社会の歪が描かれているのかも知れない。

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