な かり いさ。 索引「いさ」

伊佐市

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【紀貫之/故里の梅】 紀貫之には、初瀬詣でに行く度に 泊まっていたなじみの宿がありました。 しばらく足が遠のいた後、 久しぶりに訪れたところ、家の主人が 「宿は昔のまま変わらずにあるのに」 と しばらく来なかったことへのあてつけを言いました。 それに対し、紀貫之がこの家に咲いていた梅を折り、 即興でこの歌を詠んだそうです。 「人の心は移ろいやすいもの。 あなたの心も変わらないのか、 さぁそれは定かではありませんよ。 慣れ親しんだこの里の梅の花は、 昔の香りのまま咲いているけれど」 と。 字面だけ見ると、 あてつけに皮肉で応戦したようにも見えますが、 さらに 「梅を植えた人の心も察して」 という 返歌が詠まれているころから、 宿の主人は女性だったのではという解釈も…。 【紀貫之/故里の梅】 長谷寺のある初瀬。 百人一首には、この地を詠んだ歌がもう一首。 〔第74首/源俊頼朝臣〕 憂かりける 人を初瀬の 山おろしよ はげしかれとは 祈らぬものを 競技かるたを始めたばかりの人たちが、 決まり字暗記対策として 「うっかりハゲ」 と覚えることの多い歌。 うっかりハゲで覚えた人たちには、 滑稽なイメージの歌かもしれませんが… 想っているのにつれない態度の相手に対し、 なすすべがなく、 初瀬の観音様に恋の成就を祈った歌です。 ところが、相手の態度がもっと冷たくなってしまい、 神様に文句の一つも言いたくなるワケで…。 「うっかりハゲ」 で覚えているかるたーさん達、 嘆きの歌ですよ、これ!•

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『【百人一首歌枕巡り】 「人はいさ」 「憂かりける」 に詠まれた初瀬 ~長谷寺~』桜井・三輪・山の辺の道(奈良県)の旅行記・ブログ by 京妓さん【フォートラベル】

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『陳述の副詞/呼応の副詞』について 述語の陳述の仕方に呼応して用いられる副詞のことです。 簡単に言うと 「~だろう。 」で終わる文章があるとします。 この「~だろう」に対して、文章の先頭にくる言葉はなんでしょう? 「たぶん」という言葉がぴったりだと思います。 このように、ある述語に対して必ずセットになっている副詞のことを『陳述の副詞』といいます。 また、述語が副詞を呼び出してるような表現から『呼応の副詞』ともいいます。 つまり 「もし行ったら」の「もし」という副詞に対して「~なら」と言葉が続くように 前の言葉と 後の言葉をセットにして文章が構成される場合の副詞のことです。 それでは、陳述の副詞のセットを一覧で紹介していきます。 『陳述の副詞・呼応の副詞』一覧 打消・否定 陳述副詞 呼応する語 口語訳 用例 いさ ず さあ~ない いさ知らず。 いまだ ず まだ~ない 未だ来たらず。 (漢文用法) よも じ(打消推量) まさか ~ないだろう よも行かじ。 あへて ず じ・まじ 進んで ~しない 少しも ~ないだろう あへて立ち出でず。 えうるはしからず。 さらに ず(じ、まじ) なし 決して ~ ない(だろう) まったく さらに許さず。 たえて (絶) ず なし 少しも~ない まったく たえて桜のなかりせば つゆ ず 少しも~ない つゆ眠られず。 をさをさ ず(まじ) 容易には なかなか ~ない をさをさ劣るまじ。 さながら ず まったく~ない さながら心にあらず。 おほかた ず(じ、まじ) 少しも ~ ない(だろう) 水車おほかた廻らざりけり。 かならず ず(じ、まじ) 必ずしも~ない 心ばせ必ず重からぬまじりて 禁止 陳述副詞 呼応する語 口語訳 用例 な そ ~しないでくれ な走りそ。 走らないでくれ ゆめゆめ ゆめ な 決して~するな ゆめ忘るるな。 推量 陳述副詞 呼応する語 口語訳 用例 おそらく む きっと~だろう おそらく行かむ。 けだし (蓋) む たぶん~だろう もしかしたら けだし鳴かむ。 さだめて む きっと~だろう さだめて逃げ去らむ。 むべ らむ む なるほど~のだろう いかにも~だろう むべ山風を嵐といふらむ。 いかばかり らむ (まし、む) どれほど~だろう いかばかりうれしかるらむ。 いかで知らせむ。 いかにかく言ふぞ。 いかに興あるものぞや。 などか ぬ等(打消) どうして~ないのか などか時鳥の鳴かぬ。 反語 陳述副詞 呼応する語 口語訳 用例 いかが む まじき どうして~うか、 (いやしないだろう) どうして~ないことがあろ うか、(いやあるだろう) いかがせむ(どうしようか、 いやどうにもならない) いかがあるまじき。 いかでか いかでかは む・らむ・けむ どうして~しようか、 (いやしない) いかでか覚え語らむ。 いかでかは思ひ寄りけむ。 いづくんぞ (漢文用法) や どうして~か、 (いやないだろう) いづくんぞ書を読まざるや。 など などか む ・ べき どうして~だろうか、 (いやないだろう) などさ思すべき。 などか生きざらむ。 願望 陳述副詞 呼応する語 口語訳 用例 願はくは む(意思) たし(願望) 願うことは~しよう したい 願はくは花の下にて春死なむ 仮定 陳述副詞 呼応する語 口語訳 用例 もし ば(順接仮定) もし~ならば もし知りたらば、 たとひ ば(順接仮定) とも(逆接) もし~ならば たとえ~ても たとひ知らば、必ず行かむ。 たとひ苦しくとも果たさむ。 いかに とも (逆接仮定) かりに~であっても どんなに いかに仲良くとも、難し。 よし(や) とも かりに~ても よしや浪寄すとも、越さじ。 比況 陳述副詞 呼応する語 口語訳 用例 あたかも さながら ごとし まるで~ようだ あたかも五条の橋のごとし。 以上、『陳述の副詞』『呼応の副詞』一覧を紹介しました。 陳述というのは、話し手や書き手が文に表わす断定、疑問、推量、意志、命令、感動、勧誘、呼びかけなどの態度のことを言います。 呼応の副詞というのは、副詞AがきたらBを使わなくてはいけないという決まりのある副詞のことで、このBが呼応の副詞になります。 これらは、セットで覚えることが必須です。 覚えることがたくさんありますが、言葉だけを覚えるのではなく、しっかり内容を理解すると覚えやすいと思います。

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『陳述の副詞』『呼応の副詞』一覧早見表

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いくつかの可能性があります。 可能性が高いのは、「居 い させている」の意味の誤用ではないでしょうか。 「補足」を拝見しました。 やはり推測した通りでしたね。 文語の使役の助動詞「しむ」を口語化した「しめる」を用いた表現ですが、文法的に誤っています。 「為す」のような五段活用の動詞の場合には、「名をなさしめる」のように言うことができますが、「居 い る」は上一段活用ですから、文法的に言えば、文語なら「ゐしむ」、しいて口語化すれば「いしめる」とならなければなりません。 ただ、実際にこのように言われることはありません。 正しくは「この場所に在らしめている」と言うべきですし、この場合なら「この場所にいさせる」と言ってもいいでしょう。 以下はさっと読み飛ばしてください。 なぜすべての動詞に適用できるわけでもないのに、「しむ」 下二段 をしいて「しめる」 下一段 にして口語の中に使う必要があるのでしょうか? 私は、口語日本語の欠陥の一つ、ラ行五段活用の動詞「ある」の未然形「あら」が使えないことが大きな理由と考えています。 「ある」以外のラ行五段活用動詞なら、「取らせる」、「切らない」のように言えますが、「あらせる」、「あらない」とは言うことができません。 「実効をあらせる」と言えないので、「実効あらしめる」という言い回しが必要になるわけです。 話が長くなるので、詳細は省きます。 これは「ある」だけにとどまりません。 形容詞の補助活用 カリ活用 も「高かろう」は受け継がれましたが、「高からせる」、「高からない」とは言えません。 「危なかります」「危なくあります」が言えないために、「危ないです」を容認せざるを得ないのも、これに起因します。 そこで「心胆を寒からしめる」、「洛陽の紙価を高からしめる」のように文語「しむ」を口語化して使うことになったのです。 「寒からせる」、「高からせる」の代わりに「寒くあらせる」、「高くあらせる」と言うこともできません。 「寒くさせる」、「高くさせる」では、それぞれ「寒くする」「高くする」の使役になります。 ここで、「居 い る」の場合を考えてみると、未然形「い」に助動詞「させる」を附けて「いさせる」と言えます。 「ある」の場合に、未然形「あら」に助動詞「せる」を附けて「あらせる」と言えないのとは事情が異なるのです。 それで、しいて「しむ」を口語化した「しめる」を使って「いしめる」とする言い回しは必要がなかったと考えられます。 長文になり、失礼しました。

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