須貝 りさ クラシック バレエ。 福岡を元気にするなでしこ(9)~須貝りさクラシックバレエPROAX主宰、須貝りさ先生(2):|NetIB

【福岡】バレエ教室、バレエスクール14選

須貝 りさ クラシック バレエ

先月、日本女子高校生がスイスの「ローザンヌ国際バレエコンクール」で優勝。 日本にまた一輪のなでしこが花咲いた。 そしてここ福岡にも、未来のなでしこを育てているなでしこがいる。 福岡市西部地区を中心に、地域に根ざしたバレエ教室、須貝りさPROAXを主宰する須貝りさ先生だ。 「バレエ教室でバレエを教えるのは当たり前。 それ以上のものを、子どもたちには伝えたい」と語る須貝先生が、子どもたちに教え、伝えたいことは何か。 教育者であり表現者でもある須貝先生に、「バレエを通じて子どもたちのためにできること」というテーマでお話を伺った。 「子ども時代の体験が一生ものの財産になる」 <シンプルな美しさ> 曇天の冬空に映える白い建物。 須貝先生のバレエスタジオは、可能な限りの装飾を取り除いた、シンプルな作りが美しい。 スタジオ内にも飾り気はない。 踊る子どもたちのレオタードも、白、もしくは黒とシンプルだ。 福岡市民会館と同じ広さがあるフロアの、横片壁一面は鏡張りになっていて、その鏡に映る自分の姿を確認しながら、子どもたちは踊る。 二倍の広さに見えるスタジオに、2倍の人数の子どもたちが舞う。 圧巻である。 須貝先生は「須貝りさクラシックバレエPROAX(プロアクス)」の主宰だ。 PROAXの、PROは、professional(プロフェッショナル)、progressive (先進的な) proceed(前進する)を、AXは Actress 無限に広がる事をメッセージする (姿勢を表現)を意味する。 ここに挙げられた単語を見ただけで、背筋を伸ばし、胸を張り、常に前進しながらメッセージを発信していくバレエダンサーたちの姿が目に浮かぶ。 どうやら、雰囲気を楽しむだけの、気軽なものとは一線を画しているようだ。 <PROAXの原点となるもの> 主宰の須貝りさ先生が、バレエを始めたのは、5歳のとき。 常にバレエとともに歩み、成人してからは数々の舞台に立ちつつバレエの教育指導を行なった。 ローザンヌ国際バレエコンクール主宰指導者特別コースも修め、指導者としての技術に磨きをかけた後、現在は、PROAXで後進の指導にあたるとともに、隔年ごとに古典作品やコンテンポラリー作品などを発表し続けている。 バレエを始めたきっかけは、「O脚を治してあげたい」という母親の希望によるもの。 しかし、姿見を前にして踊っている姿を見た母親が、公民館のバレエ教室に連れて行った、というほうが事実に近いのかもしれない。 根っからのバレエ好きだ。 小さな頃からバレエの練習を厳しいと思ったことはない。 むしろ、誰に言われずとも、自主練習を欠かさなかった。 "バレエ教室の先生のように踊りたい"、"同じ教室の、あのお姉ちゃんみたいに踊りたい"と、憧れの人たちが踊る姿を思い出しながら、その日習った足のポジションを練習した。 イメージ通り足の位置を配せないのであれば、できるまで訓練もした。 ストイックに練習すること自体が楽しかった。 教室で先生に練習の成果を見てもらい、前回できなかったことができるようになるたびに喜びを覚えた。 ひとつ課題を克服すれば、また新しい課題を与えてもらえる。 乗り越えるたびに、自分の体が先生と同じようにしなやかに、そして力強くなっていく。 優しく雅な動きを支えるのは、しっかりとした体の作りだ。 体が踊り手としてつくり込まれていく手ごたえが、ますます意欲をかき立てていった。 「でも、ちゃんと他のこともして遊んでいましたよ。 あの頃は、今と違って進学塾通いはないし、習い事も少なかったから」と、須貝先生は当時を振り返る。 決して楽ではない練習に夢中になりつつ、それを自然体で楽しんでいる少女。 きれいなバレエ衣装やトゥシューズに憧れたわけではなく、華やかな舞台に立つ自分を夢見たわけでもない。 ただ、好きなことを毎日続け、そのとき与えられた課題をひとつひとつ克服していくことを繰り返していただけ。 バレエの練習を通じて、自分を高めていくことが好きだった。 どうやら、このシンプルな日々の積み重ねが、PROAXの原点となっているようだ。 機能的なスタジオのなかで踊る子どもたちの瞳は、輝いている。 ふと「子どもが自然に、心欲するままに体に沁み込ませたことは、一生ものの財産になるのだな」と考えた。

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須貝りさクラシックバレエ第10回発表会

須貝 りさ クラシック バレエ

<限界を決めているのは、良くも悪くも自分> 10歳にも満たぬ子どもたちは、無限の可能性を秘めている。 鍛え方次第でしなやかに踊れるようになるし、憧れのプロダンサーを目指して自分を変えていくこともできる。 でも、今までの経験上、自分にできることと、できないことがあると気づいてしまった大人たちに、変化を強いるのは難しい。 PROAXという言葉に託された意味のひとつを思い出す。 とても難しいことを求められているような気がする。 もう変わることも難しいのに、これからプロフェッショナルを目指すなんて、無理だ。 しかし、須貝先生は「限界を決めているのは、自分たちですよ」と、言う。 「私たち、指導する立場にあるものはバレエのプロだから、私たちがやることをいきなり真似しようとしても無理でしょう。 でも、上達したいという姿勢については、経験の浅い人たちも私たちと同じようにプロ意識を持つことができるのです。 よくも悪くも自分次第で人は変わります。 体だってそうです。 開脚のトレーニングをして、これ以上足が開かない、もうダメだ、と思えばそれまでですが、あと一ミリ筋肉を伸ばし、一秒でも長く同じ姿勢を保とうとすれば、それだけで体は昨日までの体より進歩していくのです。 プロが、負荷の高いトレーニングを行なうことと、初心者が「あと一ミリだけ筋を伸ばしたい」と考えることは、どちらも同じ、プロ意識の表れです。 よく"自分は歳だから(無理)"とおっしゃる方がいるけれど、そんなことはありません。 体のしくみさえ理解し、体に合ったトレーニングができれば、いくつになっても体を柔らかくすることはできます。 例え少しずつでも」 たしかに「私には無理かもしれない」と考えた時点で、心に自己否定のバイアスをかけてしまっていた、と気づく。 <毎日、プロに近づいていく> そこで考えの方向性を少し変えてみる。 そもそも無理とは、何と自分を比較して出した結論なのだろう。 もしかしたら、経験もないのに、いきなりプロダンサーの完成された踊りを想像し、比べてしまったのではないか。 それが無謀だということは、子どもたちにだって、わかるだろう。 こんな当たり前のことを言い訳にして、自分の可能性を否定していたのか。 プロ意識は、努力せずにプロと同じ評価を期待する心のなかには芽生えずに、常に自分の可能性を信じ、昨日より今日をより良く生きようとする心のなかから芽生えるものなのだ。 いきなりプロと同レベルに到達するのは無理にしても、近づいていくことは、誰にだってできる。 <毎日ひとつ、何かを習得すること> 要するに、須貝先生がバレエ教室の子どもたちに教えているのは、プロ意識が芽生えるような心のあり方らしい。 自分の現状を把握し、プロとの格差を認識し、その溝を埋めていくには毎日何をすればいいのかと考えることから始めてみる。 できることを少しずつでもこなしていけば、プロに近づいていくことができるだろう。 そして、少女期の須貝先生のように、日々の練習をたのしんで行なうことができれば、プロとの差は加速度をつけて縮まっていくに違いない。 子どもたちには、レッスンに来るたびに、何かがバレエの基礎技術がひとつできるようになるよう教えている。 そして、なぜできたのかをはっきりさせて覚えさせる。 そうすれば、上手になるためには、毎日何をすればいいのかわかるようになっていく。 子どもが大人と違うところは、プロと自分の格差を大人ほどには認識できないことだ。 だから教える立場の者が生徒ひとりひとりのレベルや癖を見極めて、その子どもに合った指導をする必要がある。 なかにはまったくの初心者がいて、拍子のとり方から教えたこともある。 そんな子でも、一とおり、バレエが踊れるようになるまで、成長して巣立って行く。 <プロフィール> 須貝 りさ(すがい りさ) 須貝りさクラシックバレエ PROAX主宰。 1988年、深沢和子バレエ団(現バレエ団芸術座)93年帰福し、「須貝りさクラシックバレエ」設立県内各所のスタジオ・スポーツクラブなどでバレエ指導に携わりながらバレエ協会九州北支部、新国立劇場などの舞台に立つ。 2000年、西区姪浜にスタジオを設立、後進の指導にあたるローザンヌ国際バレエコンクール主宰、指導者特別コース終了現在A・O・D・T会員バレエグループ「ひめの会」所属。 01年「コッペリア」全幕、03年「くるみ割り人形」全幕、05年「ドン・キホーテ」全幕など、隔年ごとに古典作品を発表し続け、07年には「西区フィルハーモニーオーケストラ」・指揮 水﨑徹との「くるみ割り人形」全幕を発表し好評を得る。 自身もそれらの作品や新進振付家によるコンテンポラリー作品などを踊るとともに、後進の育成にも力を入れている。

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須貝りさクラシックバレエ(福岡市西区姪浜駅南)|エキテン

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<限界を決めているのは、良くも悪くも自分> 10歳にも満たぬ子どもたちは、無限の可能性を秘めている。 鍛え方次第でしなやかに踊れるようになるし、憧れのプロダンサーを目指して自分を変えていくこともできる。 でも、今までの経験上、自分にできることと、できないことがあると気づいてしまった大人たちに、変化を強いるのは難しい。 PROAXという言葉に託された意味のひとつを思い出す。 とても難しいことを求められているような気がする。 もう変わることも難しいのに、これからプロフェッショナルを目指すなんて、無理だ。 しかし、須貝先生は「限界を決めているのは、自分たちですよ」と、言う。 「私たち、指導する立場にあるものはバレエのプロだから、私たちがやることをいきなり真似しようとしても無理でしょう。 でも、上達したいという姿勢については、経験の浅い人たちも私たちと同じようにプロ意識を持つことができるのです。 よくも悪くも自分次第で人は変わります。 体だってそうです。 開脚のトレーニングをして、これ以上足が開かない、もうダメだ、と思えばそれまでですが、あと一ミリ筋肉を伸ばし、一秒でも長く同じ姿勢を保とうとすれば、それだけで体は昨日までの体より進歩していくのです。 プロが、負荷の高いトレーニングを行なうことと、初心者が「あと一ミリだけ筋を伸ばしたい」と考えることは、どちらも同じ、プロ意識の表れです。 よく"自分は歳だから(無理)"とおっしゃる方がいるけれど、そんなことはありません。 体のしくみさえ理解し、体に合ったトレーニングができれば、いくつになっても体を柔らかくすることはできます。 例え少しずつでも」 たしかに「私には無理かもしれない」と考えた時点で、心に自己否定のバイアスをかけてしまっていた、と気づく。 <毎日、プロに近づいていく> そこで考えの方向性を少し変えてみる。 そもそも無理とは、何と自分を比較して出した結論なのだろう。 もしかしたら、経験もないのに、いきなりプロダンサーの完成された踊りを想像し、比べてしまったのではないか。 それが無謀だということは、子どもたちにだって、わかるだろう。 こんな当たり前のことを言い訳にして、自分の可能性を否定していたのか。 プロ意識は、努力せずにプロと同じ評価を期待する心のなかには芽生えずに、常に自分の可能性を信じ、昨日より今日をより良く生きようとする心のなかから芽生えるものなのだ。 いきなりプロと同レベルに到達するのは無理にしても、近づいていくことは、誰にだってできる。 <毎日ひとつ、何かを習得すること> 要するに、須貝先生がバレエ教室の子どもたちに教えているのは、プロ意識が芽生えるような心のあり方らしい。 自分の現状を把握し、プロとの格差を認識し、その溝を埋めていくには毎日何をすればいいのかと考えることから始めてみる。 できることを少しずつでもこなしていけば、プロに近づいていくことができるだろう。 そして、少女期の須貝先生のように、日々の練習をたのしんで行なうことができれば、プロとの差は加速度をつけて縮まっていくに違いない。 子どもたちには、レッスンに来るたびに、何かがバレエの基礎技術がひとつできるようになるよう教えている。 そして、なぜできたのかをはっきりさせて覚えさせる。 そうすれば、上手になるためには、毎日何をすればいいのかわかるようになっていく。 子どもが大人と違うところは、プロと自分の格差を大人ほどには認識できないことだ。 だから教える立場の者が生徒ひとりひとりのレベルや癖を見極めて、その子どもに合った指導をする必要がある。 なかにはまったくの初心者がいて、拍子のとり方から教えたこともある。 そんな子でも、一とおり、バレエが踊れるようになるまで、成長して巣立って行く。 <プロフィール> 須貝 りさ(すがい りさ) 須貝りさクラシックバレエ PROAX主宰。 1988年、深沢和子バレエ団(現バレエ団芸術座)93年帰福し、「須貝りさクラシックバレエ」設立県内各所のスタジオ・スポーツクラブなどでバレエ指導に携わりながらバレエ協会九州北支部、新国立劇場などの舞台に立つ。 2000年、西区姪浜にスタジオを設立、後進の指導にあたるローザンヌ国際バレエコンクール主宰、指導者特別コース終了現在A・O・D・T会員バレエグループ「ひめの会」所属。 01年「コッペリア」全幕、03年「くるみ割り人形」全幕、05年「ドン・キホーテ」全幕など、隔年ごとに古典作品を発表し続け、07年には「西区フィルハーモニーオーケストラ」・指揮 水﨑徹との「くるみ割り人形」全幕を発表し好評を得る。 自身もそれらの作品や新進振付家によるコンテンポラリー作品などを踊るとともに、後進の育成にも力を入れている。

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