豆腐 の 角 に 頭 ぶつけ て 死ん で しまえ。 楽天ブックス: 豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ事件

『豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ事件』短評

豆腐 の 角 に 頭 ぶつけ て 死ん で しまえ

〈猫丸先輩〉シリーズ初期は本格を志向していた感じでしたが、最近はいわゆるにシフトしてきて、ミステリとしての重量感はやや落ちてきています。 しかし、としての骨格は堅固に保っていますし、猫丸先輩のひょうひょうとしたキャターも健在です。 今回の短編もきちんと水準作でしたので、とりあえずは一安心です。 とはいえ、上記リンクでも複数個所で触れられていますが、の本領は、猫丸先輩にとどまらないャンルの広さにあるといえるでしょう。 本格・変格・コー・ユーモステリ・・「奇妙な味」など、はというストライクゾーンをハイからロー/インからアウトまで縦横に使い、バラエティに富んだ作品群を生み出してきました。 また、最初の頃は寡作気味でしたが、最近は定期的に新刊が出ており、生産力においても脂がのっているように思います。 今回の短編集は、そんなの幅の広さを味わうことのできる作品を集めた1冊となっています。 第一話「変奏曲・ABCの殺人」は変格、第二話「社内偏愛」は奇妙な味、第三話「薬味と甘味の殺人現場」は、第四話「夜を見る猫」は猫への愛に溢れたコーとなっており、ここまでは彩り豊かなオードブルといえるでしょう。 そして、メインディッシュはやはり表題作の「豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ事件」でしょう。 題名から想像されるのはかユーモステリであり、もちろんそれらの範疇にも属する溢れる作品です。 また、舞台設定、トリックやロジックの構成、探偵役の振舞い、殺人の動機などに鋭い変化球が幾筋も投じられていて、読者の内角を容赦なくえぐってきます。 しかも、それらがビーンボールに陥ることなく、全体として非常に堅固なミステリとして構成されているところが、のたる所以でしょう。 猫丸先輩ファンとしてはあまり作風の手を拡げすぎてほしくない気もしますが、作者の守備範囲の広さとコンの良さを知る上では格好の1冊です。 otomegu06.

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楽天ブックス: 豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ事件

豆腐 の 角 に 頭 ぶつけ て 死ん で しまえ

<おことわり> 豆腐は食べ物です。 正しい使い方d・・・というより、正しい調理法によって美味しく召し上がるようにしてください。 豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ! なんて言われることがありますよね。 よほどのトンデモないことをやらかしてしまったときに、相手から言われるものです。 豆腐って、非常にやわらかいですよね。 そんなものを頭にぶつけても、豆腐のほうがグシャっとつぶれて、頭はなんてこともない・・・ということになります。 しかし、そんな豆腐でも、やりようによっては殺傷能力を生み出すことができます。 豆腐を凍らせてみてください。 ただし、ただたんに凍らせるだけではダメです。 凍らせた後に、一旦天日干しにするのです。 それから、また凍らせて天日干しにする・・・この繰り返しをするのです。 すると、 ぷにゃっとしていた豆腐は、いつのまにやら カチコチに硬くなります。 決して凍ったからではありません。 常温の状態でカッチコチに硬くなるのです。 もう手で折り曲げようが歯で噛み砕こうが、まったく歯が立たないような状態になります。 これを工具かなにかで細工をすれば、たちまち殺傷能力が生み出されることになります。 おっと、ここで豆腐に殺傷能力を出させるようなことを書いたのですが、絶対に真似をしないでくださいね。 ちゃんと水に戻しておいて、煮付けなどにして食べるのが、これの正しい使い方・・・というか、食べ方となっております。 ちなみに、これのことを「高野豆腐」と言いますが、宮城では、「豆腐を凍らせる」という作り方から「凍み豆腐」といいます。 これで「しみどうふ」と読ませます。 その2に続きます。 倉知淳著「豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ事件」実業之日本社刊 2018年.

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『豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ事件』短評

豆腐 の 角 に 頭 ぶつけ て 死ん で しまえ

〈猫丸先輩〉シリーズ初期は本格を志向していた感じでしたが、最近はいわゆるにシフトしてきて、ミステリとしての重量感はやや落ちてきています。 しかし、としての骨格は堅固に保っていますし、猫丸先輩のひょうひょうとしたキャターも健在です。 今回の短編もきちんと水準作でしたので、とりあえずは一安心です。 とはいえ、上記リンクでも複数個所で触れられていますが、の本領は、猫丸先輩にとどまらないャンルの広さにあるといえるでしょう。 本格・変格・コー・ユーモステリ・・「奇妙な味」など、はというストライクゾーンをハイからロー/インからアウトまで縦横に使い、バラエティに富んだ作品群を生み出してきました。 また、最初の頃は寡作気味でしたが、最近は定期的に新刊が出ており、生産力においても脂がのっているように思います。 今回の短編集は、そんなの幅の広さを味わうことのできる作品を集めた1冊となっています。 第一話「変奏曲・ABCの殺人」は変格、第二話「社内偏愛」は奇妙な味、第三話「薬味と甘味の殺人現場」は、第四話「夜を見る猫」は猫への愛に溢れたコーとなっており、ここまでは彩り豊かなオードブルといえるでしょう。 そして、メインディッシュはやはり表題作の「豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ事件」でしょう。 題名から想像されるのはかユーモステリであり、もちろんそれらの範疇にも属する溢れる作品です。 また、舞台設定、トリックやロジックの構成、探偵役の振舞い、殺人の動機などに鋭い変化球が幾筋も投じられていて、読者の内角を容赦なくえぐってきます。 しかも、それらがビーンボールに陥ることなく、全体として非常に堅固なミステリとして構成されているところが、のたる所以でしょう。 猫丸先輩ファンとしてはあまり作風の手を拡げすぎてほしくない気もしますが、作者の守備範囲の広さとコンの良さを知る上では格好の1冊です。 otomegu06.

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