フェイル セーフ と は。 航空実用事典

ご存知ですか?フェイルセーフの原則について|メンテナンスDVDショップMKJPのページ|ブログ

フェイル セーフ と は

フールプルーフ フールプルーフを直訳すると「簡単」となりますが、むしろ「フール」と「プルーフ」に分けた方が本来の意味に近いように思います。 つまり、「何も知らない人が使っても大丈夫なように証明されているもの」「使用方法を知らない、もしくは間違った使い方をしても大事に至らないような設計」のことです。 いくつか例を記述しましょう。 ふたが閉まっていないと脱水モードが動かない洗濯機(子供が間違って入ったらたいへんです)• ドアが閉じていないと動かない電子レンジ(部屋中に放電されたら怖いです)• 人が便座に座っていないと水が出ないおしり洗浄機(座っていないのに水がでたらそこらじゅうびしょ濡れ)• ブレーキを踏んでいないとパーキングからドライブポジションに入らない車のギア(急発進は危険です) 物を作る側では当たり前の事でも、実際に使う方は知らない事が多いものです。 使う方の目線で使いやすい設計をするのは当たり前ですが、さらに一歩踏み込んで誤った使い方をしないような設計が必要なんですね。 フェイルセーフ 失敗するけど安全?? 「操作方法を間違ったり、部品が壊れたり、誤作動したりした場合に、危ない方向ではなく、安全な方向へ向かう」ように設計することをいいます。 倒れると自動的にスイッチが切れる電気ストーブ(安全だ!)• 停電の時は降りたままで止まる踏み切りの遮断機(そうなんだ!)• 電車の運転手が操作しているデッドマンシステム(何て怖い名前なんだろう!) ストーブは下側に突起があり、通常の設置では突起が押されて沈み込んでいますが、地震などで転倒すると突起が飛び出し、これがスイッチと連動してストーブが消えます。 踏み切りの遮断機は電気で上げ下げ(開閉)していますが、停電などで電力が絶たれた場合、たとえ上がった状態であっても自重で自然と下がる仕組みになっています。 電車の運転で使うマスコン(自動車のハンドルのようなもの)には突起があり、マスコン・ハンドルを握ることで、この突起を押し込んでいないと電車は加速しません。 もし何らかの事情で運転手がマスコン・ハンドルから手を離すか、握力が弱まると自動的に車両は減速するようになっています。 それぞれナルホド、という仕組みが盛り込まれています。 燃えさかるよりは消える方を選択するストーブ、開いたままよりは閉まった状態を選択する遮断機、緊急時に加速するよりは減速する方を選択する車両・・・これがフェールセーフ設計です。

次の

フェールセーフ

フェイル セーフ と は

フェイルセーフとフールプルーフ フェイルセーフ、フールプルーフ、一般的には聞き慣れない言葉でしょうか。 まずは簡単に用語の説明からしたいと思います。 フェイルセーフ(fail safe) フェイルセーフ(フェールセーフ、フェイルセイフ、fail safe)はなんらかの装置・システムにおいて、誤操作・誤動作による障害が発生した場合、常に安全側に制御すること。 またはそうなるような設計手法で信頼性設計のひとつ。 これは装置やシステムは必ず故障するということを前提にしたものである。 より引用 機械は必ず故障するもの。 機械を扱う人間は必ずミスをするもの。 という考えのもと、故障しても(或いは誤操作しても)必ず安全側になるように、設計段階から十分検討する必要があります。 よく、フェイルセーフ「機能」という言葉を目にしますが、「機能」というよりは「考え方」のほうが正解かもしれません。 私の携わっている工業機械においては、機械の故障や人的ミスが発生した場合、必ずその場で「停止」し、動力源を遮断しなければいけません。 フールプルーフ(fool proof) フェイルセーフと意味合いを混同されがちですが、こちらは人的ミスを根本的に発生させないような設計にするということです。 直訳すると「愚か者にも耐えうる」=誰でも使える=馬鹿除け。 ということになります。 工業機械においては、危険部位へのアクセスを、物理的に遮断したり、その遮断したモノを外した場合は、危険部位を稼動させないといった設計がなされます。 また、装置の製造段階では、同じようなコネクタが多数ある場合、誤接続防止のため、誤った配線ができないようにするのもフールプルーフと言えます。 自動車のフェイルセーフ 自動車におけるフェイルセーフを調べてみると、工業機械のそれとは少し毛色が違うことがわかります。 自動車のエンジンを制御するコンピュータや、確実な制御を司るセンサー類が故障した場合、最低限走行可能な制御モードに移行し、エンジンブローから守るそうです。 これに対して、多くの工業機械では、装置そのものを停止させます。 危険度の度合いによっては、動力源を完全に遮断します。 故障箇所をリカバリーして、安全が確認できて初めて、再稼動できるようになっています。 自動車の場合は完全にシステムを停止しません。 高速道路を走行していて、故障が発生したことを想像すると、ただちに停止させるほうが危険だから、という考えかもしれません。 ですが、前述の説明では、人間の安全は守らなくても、エンジンは守る・・・というように聞こえます。 異常が発生したら、自動でハザードランプを点滅させ、動力=エンジンを切り、停止させるのが本来のフェイルセーフではないでしょうか。 多種多様な交通網が発達してしまった現在においては、なかなか難しい問題であることはわかりますが。 自動車のフールプルーフ 工業機械を扱う人は、適切な訓練を受けたり、資格がなければ操作できない場合が多いです。 自動車でも、運転免許証を所持していなければ運転できません。 だからといって、フールプルーフ設計を疎かにしてしまうわけにもいきません。 近年よく見聞きする、アクセルとブレーキの踏み間違い事故。 これは自動車最大の欠陥が原因であると、私は考えます。 「車を走らせる」アクセルと「車を停止させる」ブレーキ、本来真逆の機能を持つペダルが隣り合い、更にどちらも右足で操作するというユーザーインターフェイスが一番の問題でしょう。 とはいえ、古来からある、慣れ親しんだ配置を今更変えることなどできるはずもなく、今日に至っているのではないでしょうか。 昔はこれらのペダルとともに、クラッチペダルがあったおかげで、重篤な踏み間違い事故は起きませんでした。 そう、車を動かすには、必ず両足が必要だったのです。 AT(オートマティックトランスミッション)が実用化される段階で、フールプルーフという安全設計思想でもう少し踏み込んで検討できていれば、こういった事故もなくなっていたかもしれません。 まとめ 自動車の設計も工業機械の設計も、安全設計という視点で見ると共通しています。 もしかしたら、私の想像の及ばないところにまで、しっかりしたリスク分析がなされ、フェイルセーフ・フールプルーフという考えのもと、設計されているかもしれません。 ですが、前述した通り、まだ検討の余地がたくさんあることも事実です。 様々な交通事情による制約もありますし、様々な人が使用できるように、利便性を高めている事情もあるでしょう。 どんなに安全装備が充実しても、潜在的な危険性は変わりません。 人の命に関わる以上、様々な分野の人が徹底的に、過剰すぎるくらいに、安全設計・検討がなされることを切に願います。 それでは、良きカーライフを。

次の

フェイルセーフオーブン(安心器具乾燥器)(DGS800)|ヤマト科学株式会社

フェイル セーフ と は

フォールトトレランスの取り組み 航空機は誤操作や不測の事態に対して、的確に判断しなければ大につながります。 そこで、障害発生時の被害を最小限に抑えるため、「フォールトトレランス」という考え方が採られています。 勘違いされているフェイルセーフ 航空機事故の報道などで紹介される言葉にフェイルセーフ(Fail Safe)がありますが、言葉としては正しいものの、その説明として一部誤解されている場合があります。 本来「フェイルセーフ」とは、「システムが異常を起こしたとき、常に安全側に作用すること」を表しており、航空機などで用いられているような、設備を部分的あるいは全体的に二重化(デュープレックス)、多重化(マルチプレックス)させて安全対策を行う、という意味ではありません。 自動車の場合は、トラブルが発生したとき、自動車が何らかの動作をするようにプログラムしておくより、「停止する」ほうがより安全性が高まります。 これが、フェイルセーフです。 産業用ロボットでも同様で、トラブルを起こせば停止するようにプログラムされています。 ところが、航空機の場合は、停止させると墜落事故を招くことになり、自動車やロボットと同じようにはいきません。 そこで、航空機に関しては、フェイルセーフという考え方を反映させるのには無理があり、フォールトトレランスという考え方が提唱されています フォールトトレランスで信頼性向上 フェイルセーフが、「失敗しても安全である」ことを意味するのに対し、フォールトトレランスは、「欠陥があってもそれを許容する」ことを意味しています。 つまり、フェイルセーフが直接的に安全性の確保を目標にしているのに対して、フォールトトレランスは信頼性の向上を目標にしている点が異なるところです。 言い換えると、フェイルセーフが機械の故障や人為的ミスが発生した場合に、機械を停止させるなどして、安全性を確保しようというのに対し、フォールトトレランスはできるだけ機械の正しい機能を維持させることで安全性を確保しようという考え方です。 航空機の場合では、エンジンを停止させることなく、そのときに働く機能を使っていかに安全な運航を維持するかということになります。 そのためには、トラブルを最小限に抑えられるように信頼性の高い部品やシステムを採用することはもちろん、常に「いつかは故障する」ことを念頭に置き、多重系統によるリカバリー態勢を構築しておくことが重要です。 この、 システムやパーツの多重化によって信頼度を向上させ、結果として安全性向上に寄与するというのが、フォールトトレランスの根本的な考え方です。 電気制御から光技術の採用へ 操縦系統は、ロッドや油圧機構を用いた機械的リンケージ方式から、電気的伝達方式のフライ・バイ・ワイヤヘと移行し、最新技術では光学的なセンサを用いたフライ・バイ・ライトヘと進化しています。 軍用目的だったフライ・バイ・ワイヤ 航空機の操縦系統は、パイロットの操作をケーブルやロッドなどを介して油圧機構に伝達し、飛行操作に必要な様々な部分を動かすという方式でした。 このような機械的な方式から、操作を電気信号に変換して電線(ワイヤ)で油圧サーボ・アクチュエータに信号を入力し、電気的に操舵する方式にした技術がフライ。 バイ・ワイヤ(FBW)です。 FBWの各機器の通信が、米国の軍用規格であるMIL規格の「MILISTDI-553」で行われていることを見ればわかるように、当初は軍用目的で開発されたものです。 軍用としては、被弾面積を少なくする目的で研究されましたが、コンピュータの発達によって操作に対する正確なレスポンスが得られ、しかも高度な飛行制御の自動化に有効であることと、構造の簡素化による軽量化が実現できることから民間機にも導入されるようになりました。 特に、基本構成要素である、電気系統が雷や電磁波から安全に保護されている点は高く評価されました。 旅客機で最初に採用したのは1976年就航のコンコルドですが、当時はまだアナログFBWでした。 デジタルFBWを旅客機ではじめて採り入れたのは、88年就航のエアバスA320です。 このFBWの設計思想は、自動車の安全性を向上させる目的で採用されているFLYBYWIREなどのように、他分野にも影響を与えているほど、各方面から高い評価を得ています。 フライ・バイライトで安全性向上 フライ・バイ・ワイヤでは信号伝達に電線を使っていますが、これを光ケーブルや光学的センサで行おうというのが、フライ・バイ・ライト(FBL)またはフライ・バイ・オプティクスと呼ばれる方式です。 パイロットの操縦を光学的センサで検知し、コンピュータで機体をモニターしている別の光学的センサのデータと比較処理して、航空機を制御する技術です。 FBLは、光技術を利用することで電磁干渉に強いというメリットがあるほか、高速大容量の伝送能力、小型および軽量化、防火性などの特長も併せ持っている技術として注目されています。 このほか、重量や整備性が課題になっている油圧機構を見直し、アクチュエータとして電動モータまたは密閉式電気油圧式アクチュエータを採用することで、タンク、ポンプ、配管を削減したパワー・バイ・ワイヤが開発され、一部の航空機でバックアップシステムとして採用されています。

次の